小説家の塩野さち氏が10月20日、自身のXアカウントで執筆活動の休止を表明した。理由は、生活保護を受給しているため、小説の印税が入ってもその分だけ保護費が減り、手元のお金が増えず生活の向上につながらないというものだった。
塩野氏は、第6回集英社WEB小説大賞で銀賞を受賞した『投げたら刺さった 〜ラッキーヒットで領主になった僕の成り上がり英雄譚〜』の作者。同作は今年8月21日にダッシュエックス文庫から刊行されたばかりだった。投稿では「東京都の制度では印税は財産収入として扱われ、一般的な給与収入に適用されるような勤労控除がないため、小説を執筆しても経済的な見返りがなく、働く意欲につながらない」という制度上の問題を訴えていた。
一般的に生活保護受給者がアルバイトなどで就労収入を得た場合は「勤労控除」という仕組みがあり、収入の一部が差し引かれずに手元に残る。しかし東京都の生活保護運用事例集では、印税にあたる著作権使用料は「財産収入」とされ、勤労控除の対象になっていないという。
この投稿に批判が殺到し炎上状態に。塩野氏はその後、Xのアカウントを削除し、問題の投稿は現在閲覧できなくなっている。これを受け、芸スポ+では制度の是非をめぐる議論が広がった。
PART1:「制度のバグだろ」理解を示す声
※「印税は財産収入」という線引き自体が、創作活動のどこまでを労働と見なすのかという根本的な疑問に発展している。
PART2:「それなら働けよ」批判派の総攻撃
※「稼ぐ手段があるなら保護は不要では」という素朴な疑問が、批判派の最大の火種になっている。
PART3:海外の例を挙げる擁護論
※ハリー・ポッターの逸話はこのスレでも度々引用され、「才能の芽を摘まない制度」であるべきという主張の根拠にされていた。
PART4:制度そのものへの不満と改善案
※実務的な回避策まで提案されるなど、感情論だけでなく制度の穴を埋める方法を探る書き込みも目立った。
PART5:投稿削除とその後
※炎上を受けてのアカウント削除という結末も含め、創作と生活保護の両立の難しさを浮き彫りにする一件になった。
印税を得ても保護費が同額減る仕組みへの疑問から始まった今回の騒動は、「働く意欲」と「制度の線引き」をめぐる大議論に発展した。あなたは、この仕組みは見直すべきだと思う?それとも「生活保護を受けている以上は仕方ない」?
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