日本ハムが本拠地を移転してから3期ぶりの黒字――。札幌ドームを運営する第三セクター「株式会社札幌ドーム」が、2025年度決算で営業利益約2億1000万円を計上したと発表した。阿部社長は会見で「営業戦略を持って独り立ちしていくだけ」と胸を張ったという。
だが、この”黒字”の中身を集英社オンラインが公認会計士に分析させたところ、見えてきたのは約3億4000万円もの公金投入という構図だった。
「イベント誘致促進費」「アマチュア大会の利用料金減免補塡補助金」として札幌市から支出された額は、黒字幅の1.6倍に相当する。本当に”独り立ち”できているのか、ネットでは疑問の声が噴出した。
芸スポ+板でも「結局税金頼みでは」という指摘と、「それでも公共施設として意義がある」という擁護派が真っ向から対立する議論になった。
PART1:発表された「黒字2億1000万円」の中身
※ 札幌市の決算資料には、ドームの保全費として約9億円が別枠で計上されている。営業利益の黒字自体は本業の帳簿上の話で、修繕費は含まれていないというのがポイントだ。
PART2:公認会計士が解説する”第三セクターのからくり”
※ 建物の所有者である札幌市が修繕費を負担するのは会計上は不自然ではない、というのが会計士の見解。ただし「黒字だけを切り取って喜べるか」は別問題、というのがスレの論点になった。
PART3:見えてきた”隠れた公金”3億4000万円の内訳
※ イベント誘致促進費(約1.2億円)とアマチュア大会利用料金減免補塡補助金(約2.2億円)を合わせると約3.4億円。保全費の9億円まで含めれば、単純計算では10億円超の実質赤字という見方も成り立つ。
PART4:それでも「公共施設として必要」の擁護論も
※ 「数字だけで切り捨てるのは酷」という同情的な意見も一定数あり、単純な”叩き”一色にはならなかった。
PART5:議会からも「本当の黒字か疑問」の声
※ 記事中では札幌市議会議員の波田大専氏も「本当の意味で業績が回復しているかと問われれば疑問です」とコメント。イベント誘致の集客力そのものへの懸念も根強い。
「黒字2億1000万円」という発表自体に嘘はないが、保全費・誘致促進費・減免補助金という3つの公金を積み上げると、実態はまだ厳しいというのが大方の見立てのようだ。日本ハムが去って丸4年、第三セクターの”自立”は数字のマジックだけでは証明できない段階に来ている。あなたは、この黒字をどう見るだろうか。
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