【悲報】グーグルマップで公安調査庁の出先機関「閉鎖」と誤表示、いたずらか　過去にも「核実験場」「警視庁サティアン」「部落」

グーグルマップ上では横浜公安調査事務所が「閉鎖」「閉業」と誤表示されていた＝2021年9月17日午前10時30分

　大手検索サイトのグーグルが提供する地図検索サイト「グーグルマップ」で、公安調査庁の出先機関4カ所が「閉鎖」「閉業」と誤表示されていることが17日、明らかになった。

実際はいずれも業務を行っており、何者かがいたずらした可能性がある。

　毎日新聞が17日午後6時時点で確認したところ、誤表示されているのは、東北公安調査局（仙台市）▽中国公安調査局（広島市）▽横浜公安調査事務所（横浜市）▽千葉公安調査事務所（千葉市）。

マップ上の名称の下に「閉鎖」、住所や電話番号などの詳細情報が記載される欄には「閉業」とそれぞれ赤文字で表記されている。

　公安庁の担当者は「4カ所の誤表示については承知している。グーグルに修正依頼を出したかは言えないが、必要な対応はとった」と話した。

同庁は東京・霞が関の本庁のほか、全国に8カ所の公安調査局、14カ所の公安調査事務所を設置し、国内外の団体やテロ組織などの情報を収集・分析している。

　グーグルマップを巡っては過去にも誤った名称などが表示される問題が起きている。

2015年には、原爆ドーム（広島市）が「核実験場」、警視庁本部（東京都千代田区）が「警視庁サティアン」などと表示されていたことが発覚し、警視庁が男性3人を軽犯罪法違反容疑で書類送検した。

17年には、大阪市内にある私鉄の駅名が「部落」という言葉を付け加えた状態で表示されていたことが判明し、私鉄側が「差別を助長する」としてグーグル日本法人に削除を要請した。【斎藤文太郎】

毎日新聞 9/17(金) 20:31配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210917-00000095-mai-soci